事業内容一覧
1.手動ガス圧接
ガス圧接とは
ガス圧接は、鉄筋継手として60年以上前に我が国で誕生した画期的な技術で、鉄筋継手の主流となる工法である。
手動ガス圧接は、鉄筋の接合端面同士を突き合わせ、軸方向に圧縮力を加えながら、突き合わせ部を酸素・アセチレン炎で加熱し、接合端面を溶かすことなく赤熱状態でふくらみを作り接合する。接合のメカニズムは、両端面の原子が接合面を跨いで拡散し、金属結合して一体化することにより接合されるものであるため、圧接部は母材と同等もしくはそれ以上の強度を有する継手工法である。


2.熱間押抜ガス圧接
熱間押抜ガス圧接とは
熱間押抜ガス圧接とは、接合面の欠陥を外観で検査するために開発された工法で、ガス圧接直後、ふくらみが赤熱状態のときに鉄筋径よりやや大きい寸法のせん断刃でふくらみ部をせん断除去する。
このとき、接合面に酸化物などが介在して完全に結合されていないと、押抜時に接合界面に割れが生じるため、欠陥を目視で検出でき、目視判定のみで精度の高い検査ができるのが特徴で、仕上がり形状も母材に近づけることができる。


3.超音波探傷検査
超音波探傷検査とは
超音波探傷検査は、鉄筋ガス圧接部に超音波を照射し、その反射を利用して、圧接部の欠陥検出を行うものである。
この方法なら構造物に使用される状態の圧接部全数に対して検査をすることが可能で、しかも、その場で良否を判定することができる。

